この記事では、私が家庭菜園初心者の時にやらかした失敗を赤裸々にご紹介します。
初めて野菜を育てようと思っている方、失敗って嫌ですよね?
もちろん私も嫌です。
育てるからには上手に育てて収穫したい!
当たり前です!私も常日頃思っています。
でも失敗ってネガティブなイメージがありますが、得るものもたくさんありました。
そう考えると失敗も悪いものではないと私はポジティブに考えています。
それでは私の失敗の数々をご覧ください。
育苗で徒長する
はい、これは皆さん必ず通る道だと思われます。
この徒長というのは・・・
野菜の伸長成長が内容成長に勝ってしまい充実を伴わない成長した状態の事を指します。
・・・と言われても?
というのが感想だと思いますので、実際に正常な苗と比較して違いを見てみましょう。
北海道での育苗環境は屋内で行う事が多いのですが、夏みたいにポカポカして暖かい環境なのでヒョロヒョロした軟弱な苗が育つ傾向があります。
じっくりゆっくり育てるのが育苗のコツです。
私のように暖かい環境で水を与えまくるという過保護な育苗をすると、もう一瞬で左の写真の様に間延びした脆弱な苗に育ちます。
私は毎年同じ過ちを繰り返しています。
野菜が「伸びたい!」という意思を、ある程度寒くて厳しい環境下で抑え込むと、ゆっくり苗が成長して右の写真の様に綺麗な苗に育ちます。
可愛いので可愛がりすぎるとダメになるの典型例です。
解っているけどやめられない!
育苗がハードル高いと思われた方は、ホームセンター等で苗を購入して植えれば間違いはありません。
植えた野菜を踏みつける
これは私だけ?かもしれませんが、一度はやるはずと思っています。
私がやらかした失敗はアスパラの新芽を思いっきり踏みつけて折ってしまいました。
なんで踏みつけたかというと、風に飛ばされたビニールが裏のおばあちゃんの家に吹っ飛んでしまい、慌ててダッシュで走って取りに行った際にバキっとやっちゃいました。
アスパラは一番最初に菜園に現れ一番最初に収穫できる野菜です。
雪解け後の菜園は真っさらで何にも無いだろうという油断から生じたミスでした。
無事であれば、これからスクスク成長して美味しいアスパラになったであろうに。。。
さすがに5年連続5回やっており「まるで成長していない」と思われたくないので、対策として今年から木枠でガードを作りました。
これでもう踏みつけることは無い・・・と言いたい。
おすすめ!に弱い
ホームセンターとかに行った時に「甘くて美味しい!店長のおすすめ!」とかの文言に誘われて闇雲に苗や種を買い漁り、帰宅して植えようとしたら植える場所が無い事がしばしばありました。
買う前に気づけよ!
と言いたいのですが、恋は盲目、その苗に惚れたらお持ち帰りするのが家庭菜園をする者の宿命ともいえます。
私がハマったループ現象
- 苗や種を買う
- 植える場所が無い!どうしよう?
- そうだ!プランターに植えればいい!
- フフッ、植える方法は幾らでもあるさ!
- プランターを買いに行く
- 店長のおすすめ?この苗いいな!(惚れる)
- 1に戻る
初心者の頃このループにハマって抜け出せなくなりました。
湯水のようにお金を使い苗や種を買い漁ります。
これでは普通にスーパーで野菜買った方が安上がりですね。
でも野菜を作るという行為はプライスレスな体験ですから・・・と言い訳をしておきます。
野菜達に過剰な愛情を注ぐ
自分で育てたり買ったりした野菜は可愛いものです。
そんな野菜達に、ほとばしる愛情を注ぎたくなるのは仕方のないことですね。
ここでいう愛情とは水、肥料を指しますが、注ぎすぎるのも善し悪しです。
善かれと思ってやった行為が仇となることが家庭菜園では多々あります。
野菜達はストレスを与えた方がよく育つ傾向があり、トマトは水分を極力抑えたりした方が甘くて美味しい果実が収穫出来たりするのです。
また肥料が無くても育つ野菜として、ジャガイモ、ピーマン、トウモロコシ、枝豆、人参、白菜、大根、ニンニクと、意外と種類が豊富にあります。
可愛いからと撫でまくると逃げる猫のように、野菜達も過剰な愛情を注ぐと、へそを曲げて美味しい野菜が収穫出来なくなる恐れがありますので気を付けましょう。
ちなみに私は家庭菜園の経験を積むごとに過剰な愛情を注ぐ癖はなくなりました。
気づいたら虫まみれ
私が初心者の頃に悩まされたのが害虫です。
今でこそ対策方法や対処方法を理解していますが、始めた当初は野菜に虫がつくという事を理解していませんでした。
「あれ?何か葉っぱの色が変だ?何だろう?」
と、害虫被害末期状態で時すでに遅し。
せっかく育てた野菜がダメになりました。
野菜栽培で一番大事なのは観察することです。
苗を植えたら収穫までほったらかし!では野菜は育ちません。
虫が野菜に現れるには必ず理由がありますので虫を無視しないようにして下さい。
つぶさに状態を観察し、異変をいち早くキャッチし対策や対処をする様にしましょう。
珍しい野菜を育てる
私が初心者の頃にホームセンターで珍しいホウレンソウの種を買って栽培したことがあります。
種の数も極端に少ないくせに値段が異様に高い、なんか気取った種袋のやつです。
発芽率が75%と少し低かったのですが、何となく気に入ってしまい買ってしまいました。
75%でしょ?10個蒔けば7個くらい発芽するじゃん?
いいえ0%でした。
1つも発芽しやがりません。
この時は怒り狂いましたね!
後で調べて解りましたが、この種は上級者向けで発芽させるのに様々な手順が必要だったのでした。
家庭菜園では自分が普段食べているオーソドックスな野菜を栽培するのが一番です。
ホウレンソウにしてもわざわざイタリアのホウレンソウを育てるのではなく、日本の種苗メーカが作っている信頼と実績のおける品種を選んで育てると失敗がまずないでしょう。
まとめ
みなさん、私の数々の失敗例を見てどう思われましたか?
私が初心者の頃は失敗をたくさんしました。
この失敗例は、みなさんが調べて知識としてある失敗例とは少し違うかもしれません。
「こんな失敗もあるんだな」と参考になれば幸いです。
成功や失敗も実際自分で体験し、紆余曲折しながら野菜を育てるのが家庭菜園の楽しみでしょう。
少し失敗したからって「もうやめた!」と放り投げたりしないでください。
家庭菜園に失敗はつきもの
初めからそう思っておけば、失敗しても凹むことは無いとおもいます。
でも、みなさんは私の凡ミスを見て気を付けましょう。
結構凹みますよ。。。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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